座卓 部材加工

天板は表面仕上げ、桐油のオイルフィニッシュが完成したものの、天板を支える下部構造の部材の加工を週末に少しづつ進めています。
ねじは駒止め以外は使わないという方針で進めていますので、やっとホゾ組みの二つの脚の部分は完成しましたが、桟のホゾ加工と貫の栓の穴あけ、駒止めの駒の製作が残っています。
ホームセンターで売っている針葉樹の輸入材では味気ないので、北海道産の広葉樹の材を寄せ集めました。
畳摺りは胡桃、脚は栃、短桟はとても硬い浅田(加工がすごく大変です)、長桟は樺、貫と栓は楢材です。
5月の連休までには完成させたいと思っています。引越しまでは当面座卓の出番はないので、それまではテレビ台に使うつもりです。
スポンサーサイト
セロジネ Coel.Memoria 'Okami'
座卓 オイルフィニッシュ

国産の無垢の広葉樹を使って座卓を作りたい、という想いで始めたこの作業、少しずつですが進捗しています。
木目を生かした仕上げ方法にしたかったので、オイルフィニッシュを採用することにしました。
インターネットで調べてみるとオイルでも多種多様、価格もまた多種多様であることがわかりました。
結局、熊本の家具工房から桐油を分けていただき、#60、120、240のサンドペーパーで3段階にわたって表面を整えた楡材の天板に塗るというか摺り込みました。
油桐の実を絞った混ぜ物無しの100%天然の桐油です。
多少粘度が高いので化学溶剤を加えて塗るほうが作業ははかどるようですが、せっかくの天然油ですから混ぜ物なしでそのまま摺り込みました。
作業中てんぷらを揚げたような匂いがほんのりと室内に漂いますが、決していやな臭いではありません。
木目がくっきりと現われ見違えるような天板になりました。
摺り込んで二日目、まだ乾いてはいませんがペンキのように表面に皮膜をつくるのではなく、材の内部に浸透して一週間もすれば乾燥して重合をおこし、材の表面そのものが硬化し耐水性が出てくるのだそうです。
中国では1000年も前から木造船の材料に塗布して防水加工に使用されていたとのこと、東洋の知恵ですね。
足などの下部構造はまだ加工中ですが、5月の連休までには完成させたいと思っています。