古い欅のちゃぶ台 その2

天板裏に昭和拾八年新調と墨書のあるとおり、70年近く前の品ですから使い込まれていくうちにできたキズや汚れがついています(写真ではあまり目立ちませんが結構気になります)。
丸い器の跡、引掻き傷や墨汚れなどを落とすことにしました。
もともと無垢の欅で出来ていますので、天板全体にサンダーをかけてやれば真新しい木目が表れます。
このへんがいまどきの物と違い、無垢材の家具が長持ちする所以かもしれません。
#60,120,240とだんだんヤスリの目を細かくしていくと、表面はツルツル、すべすべで新品のようになりました。
せっかくの無垢材、ニスなどを塗ったら台無しです、桐油を表面に摺りこみオイルフィニッシュにしました。
折りたたみ脚を固定する可動桟が長年の使用で磨り減ってしまい揺すると卓がグラつくので、近々しっかり脚が固定されるようきっちり寸法を測った添え木を当てる計画です。
このちゃぶ台は桟や脚も含めて総欅造りのようですから添え木も欅材を使いたいところですが、さすがに欅材の手持ちはありません。
ホームセンターで売っている安いSPF材ではちゃぶ台が泣いてしまいそうなので、以前製材屋さんに頂いた北海道産の広葉樹の槐(エンジュ)の板材を予定しています。
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古い欅のちゃぶ台

以前から欲しいと思っていた古いちゃぶ台ですが、オークションでいい出物があったので思い切って購入しました。
丸いちゃぶ台が一般的なのかもしれませんが、70cm X 60cmほどの小ぶりで、しゃれた挽き物の脚は折りたたみ式のものです。
天板は木目がきれいな欅材の一枚板で、大満足です。
枠や桟も欅材のように見えますがシロウト目には確実なところはわかりません。
現物を見ていないので不安はありましたが、ビックリするような安値でこんな立派なちゃぶ台が手に入り、大喜びです。
天板裏には昭和拾八年新調の墨書があり、よく今まで残っていたものだと感心してしまいます。
天板にはそれなりの細かなキズや墨汚れがありますが、サンダーで表面を調整して桐油のオイルフィニッシュで仕上げようと思っています。