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東日本大震災の影 その2

近所で3ヶ所、新築工事が行なわれています。
注文住宅である一軒は5ヶ月ほどかけてゆっくり進行していましたが、ほとんど出来上がっていたようで地震の影響もなく4月中旬には完成して引越し待ちのようです。

建売の何棟かは着工したと思ったらあっという間に建物はできてしまいました。
真冬に基礎のコンクリートを打ったあと保温もしないので、翌朝にはコンクリートの表面にきれいな氷の結晶の模様ができていました。
近頃は私たちのような一般人もコンクリートの寒中養生などの知識があるというのに、こういう業者もいるということですね。
こういう建売は買うものではないな、と正直感じました。
地震の影響か、その後オール電化らしい外部設置機器待ちのようで工事が止まったままになっています。

また2X4の注文住宅では普通のサッシは取り付けられていますが、特別大きなサッシ(特注?)が入荷しないのか取り付け部分にはブルーシートが張られ、外装材もなかなか入荷しないのかずいぶん前から外装工事は進んでいません。

勤務先でも部品が入らず製品が出荷できなくてお客様に迷惑を掛けていますが、やはり色々なところに震災の影響が出ているようです。

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仕様変更(集成材)

最近の住宅は高断熱高気密が当たり前になっています。
昔ながらの隙間風があって当たり前の造りと違って気密シートや気密テープなどを駆使してすきま相当面積(C値)が1cm2/m2以下は当たり前になっています。
このような住宅で構造材が伸縮するとどうしても隙間ができ、このC値が下がってしまいます。
それを防ぐため、構造材には収縮伸長、そりなどの変形が少ない集成材が使われることが多くなります。
集成材のメリットはそれなりに分かるのですが、私自身あまり集成材が好きではないので設計士さんは苦労しながらもこの問題をうまく解決してくれました。

このような訳で我が家にも集成材が使われていますが、幸いにも我が家は大壁仕様、一部天井張りなので見えない部分に限定してもらいました。
使用する集成材は県産カラマツの集成材です。

無垢材のほうが値段が高いと思っていましたがどうしてどうして、集成材のほうが3倍ほど無垢材より高いということは今回初めて知りました。

2階の作り付けの本棚は当初集成材を使うことになっていましたが、好みの問題ですが25ミリ厚のスギ板に変更してもらいました。

居間の基礎部分に設置するFF温風ヒーターの吹き出し口にはルーバーや保守用の戸など木製の造作がありますが、温風がいつも当たる箇所ですのでここだけは狂いが出にくいように集成材を使ってもらうようにしました。

適材適所でうまく使い分けることが大切だと思いました。

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東日本大震災の影響

早くも大震災からひと月が過ぎ、被災された方々は大変な苦労をされていることだと思います。
発生当日は伊豆半島にある工場に打合せのため出張していました。
打ち合わせをしていると強くはないですがゆっくりとした長い揺れが続き、携帯でインターネットを見ると大津波警報が出ていて驚きました。
しばらく情報収集をした結果、大災害が起きていること、なんとか東京に戻れたとしてもどうやらその先の電車が全て止まっていることが分かりました。
こうした場合、都内ではすぐにホテルも満杯になり行き場がなくなるので、伊豆に泊まったほうがいいと判断、工場から近い伊豆長岡温泉の行きつけの宿にやっと繋がった電話で部屋を確保して一泊しました。
テレビで放送される津波の惨状に言葉も出ませんでした。
翌日は新幹線、在来線を乗り継いでいつもの倍の時間をかけて自宅にたどり着きました。

新居の着工予定は6月、地震の影響を設計士さんにメールで問い合わせていましたが回答が来ました。
今のところ工務店も交えて調べているがどの程度の影響がでるかはっきりしないので、あとひと月ほど下さいとのこと。
現時点では構造用合板、断熱材、システムキッチン、ユニットバスなどは発注しても納期未定の回答しかこない状況だそうです。

私もインターネットで調べてみましたが、合板シェアの3割を占める東北各地の工場がストップしてしまい品薄になっているようです。
こうなったら気長に設計士さんの回答を待つしかない、と半ば開き直っているしかないようです。

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プロフィール

kaz

Author:kaz
間もなく定年退職を迎える埼玉在住のサラリーマン→2011年9月で定年になりました。
どこに行っても人だらけの都会から雪の降る故郷が恋しくなるのは年のせいか→'11年10月にやっと盛岡に戻ることができました。
古い柱時計、真空管ラジオの修理をしながら洋蘭を育てるのが趣味。

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