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越中富山のくすり箱

当地盛岡は古い城下町のせいか、骨董屋が多いような気がします。
骨董屋といっても何万円もするものを商っている店もあれば、リサイクル+骨董屋のような店もあります。

子供の頃、富山の薬屋さんが、使った薬の分だけ集金しながら薬の補充をするために年に一、二度訪ねて来たのを覚えています。紙風船などをもらって喜んだものでした。
そんな薬屋さんが各戸に置いていったのが薬を入れるための薬箱です。
これは外側は木製、引き出しは厚紙でできています。


箱書きにある富山県和合町四方という薬屋さんの住所から調べてみましたが、和合町も今市薬品社ももうありませんでした。
ただ書かれている住所は、旧四方町が和合町に吸収され、さらに富山市に吸収されるまでの間だけ用いられた住所表記だということが分かりました。
したがってこの薬箱は1954年~1960年の間に盛岡市内か近郊のどこかのお宅に薬屋さんが置いていったものだと思われます。
妻が買った50年前の薬箱が500円、高いのでしょうか、安いのでしょうか。



妻が買ってきた2鉢の花は、50年の歴史が放つオーラに包まれて、この箱の上の方がよく育つかもしれません。


そう広くはない町のあちこちに骨董屋さんがありますので、そのうちゆっくりと二人でお店巡りをしたいと思っています。


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小さなだんごやさん

買い物があって町まで下りて行ったついでに、大慈寺町界わいを歩いてみました。
市の南東部にある大慈寺町は、となりの鉈屋町(なたやちょう)や神子田町(みこだちょう)などとともに盛岡でも古い町並みが残っている地域です。
藩政時代に北山地区と並んでこの地区に寺社を移した関係でたくさんのお寺、あさ開きや岩手川(廃業)の醸造元や豪商の店構えも残っています。

歩いていると小さなだんごやさんに出会いました。
お店の人に聞いてみたら創業80年以上でしょう、とのこと。





今日並んでいた商品は全部で6種類でした。
昔家で作ったゴマおはぎと同じように砂糖とすりゴマをまぜたものをまぶしたごまだんご、
あんこでひとつひとつのだんごをくるんだあづきだんご、売っているだんごはどれも正真正銘の手造りです。



ごまだんごとおちゃもちを買って、近辺を散策しながらおいしくいただきました。


お店のそばにあった久昌寺、山門が見事です。




この界わいはみな古いお寺ばかり、墓石には元文二年(1737年)の和暦も見えます。






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今宵の肴は・・・・

毎晩夕暮れがせまると、今宵はどんな肴が食卓にのぼるだろうと気になります。
おいしい肴と県内あちこちで醸されている地酒をいただけるのもここ岩手のよいところです。

今夜の肴は先日漬けたイクラの醤油漬、粒々は硬からず柔らか過ぎず味も上々です。
それに昆布と炊いたあわびの肝、生食用として出回る三陸の産地を背負った当地ならではの素材で、磯の香とほろ苦さが楽しめます。
三つ目は豆腐の田楽、鰹節と昆布の出しでしっかりと含ませた味がお酒のおいしさをいっそう引き立てます。

おいしい肴に旨い酒、つい過ごしてしまいそうです。


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プロフィール

kaz

Author:kaz
間もなく定年退職を迎える埼玉在住のサラリーマン→2011年9月で定年になりました。
どこに行っても人だらけの都会から雪の降る故郷が恋しくなるのは年のせいか→'11年10月にやっと盛岡に戻ることができました。
古い柱時計、真空管ラジオの修理をしながら洋蘭を育てるのが趣味。

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