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MACでSuicaやマイナンバーカードを読み込みたい

毎年確定申告の時期になると、MACを使って国税庁のWEBページで申告書を作成し
出来上がった申告書を印刷して盛岡税務署へ郵送して申告していました。

昨年は税務署へ出向いてIDとパスワードを申請したので郵送すること無く
オンラインで申告ができました。

昨今、オンラインの公的個人認証サービスを利用することで
ネットでできる確定申告e-TAXはじめいろいろ便利になりそうな状況です。

個人認証に利用するのはマイナンバーカードとそれを読むリーダーを使いますが
カードにはソニーが開発したFelicaという無線チップが使用されています。

このチップはJRのSuica、交通系のPasmo、イオンのWAONなどにも利用されています。

机の引き出しを整理したらSuicaが3枚出てきました。
1枚は現役時代に使っていた定期券、残り2枚は東京に住んでいる
子どもたちを訪ねる際に買ったもので、残額はどれも不明です。






駅に行って窓口で残額は確認できますが、それも面倒ですので
中古の安いFelicaリーダーを手に入れました。
いま流行りのメルカリで見つけたRC-S330というソニーの非接触タイプのリーダーです。

これがあればSuicaの残額もわかりますし、
e-TAXなどを利用する際に必要となる公的個人認証も可能になります。





ソニーのホームページをみると、このリーダー用のドライバーソフトウェアは
Windows用しか用意されていません。

私はMACを使っていますので、なんとかMACで利用できないか挑戦してみました。

MACのUSB端子に接続してリーダーとしてMAC OSに認識してもらうには
ドライバーが必要になりますがMAC用のドライバーはないことになっています。

ネット上を探してみるとlinux用ですがnfcを読み書きするライブラリでlibnfcを見つけました。
nfcとは近距離無線通信規格(NFC規格)のことでソニーのFelicaもこの国際規格に準拠しています。

MACは実はunixで動いていますのでこのライブラリをインストールすれば
このリーダーが認識されるかもしれません。

早速ターミナルというMACにもともと入っているコマンドツールを立ち上げて
以下はその中での作業となります。

私のMACにはソフトウエアを管理するため、Homebrewというアプリケーションをインストールしてあります。

この自家醸造という洒落た名前のパッケージに指示を出すと、ネット上の所定の場所からlibnfc自身と
それが動作するために必要なパッケージをダウンロードしてMACにインストールしてくれます。





無事libnfcがインストールされたので次にUSB端子に接続されている機器を確認するための
lsusbコマンドをHomebrewを使ってインストールしました。

そしてlsusbコマンドを実行してみると
054c:02e1 Sony Corporation Composite Devices
と表示され正しくFelicaリーダーが認識されていることがわかりました。








早速手持ちのSuicaをリーダーの上に置いてnfc-listコマンドでカード属性を読み取ってみました。
すると
ID(NFCID2)はカードごとに割り振られている固有の識別番号
System Code(SC)の00 03はSuica/PASMOなど交通系カードに割り当てられたコード etc.

MAC上で正しくカードデータを読み取ることができるとわかりました。
ここまでくれば、あとは残高や利用履歴を読み出すソフトウエアさえ入手できれば
目的は達成できそうです。



ところが残念なことにMACでカード残高を読み出すアプリケーションが見つからなかった為
MACネイティブな環境でのカードデータの読み出しは断念しました。



次にMACにインストールしてあるVirtualBoxという仮想化ソフトを用いて
Windows10が動作していますので、早速リーダーのドライバーや
マイナンバーカード、Suica読み出し用のアプリケーションソフトをインストールしました。

公的個人認証サービスサイトに接続しての認証や
Suicaの残高、利用履歴を読み出すアプリケーションも正しく動作しましたので
3月にはe-TAXを使って確定申告をしてみようと思っています。



ちなみに残り2枚のsuica残高は数百円でしたが、残高の払い戻し手数料が220円かかります。

またSuicaを返却するとデポジットの500円が戻ります。

残高の払い戻しをしなければ払い戻し手数料はかかリませんので
駅ビル店舗や盛岡市内循環バス等で使い切ってから返却をする方がお得です。
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今年の新米が来ました

職場の同僚が作っているあきたこまち、
例年通り今年も新米が我が家にやってきました。

一袋30キログラムの玄米が二袋、車から下ろして物置に運ぶのに
今年は女あるじに手伝ってもらいました。

以前は一人で持ち上げられたのですが、寂しいことです。





お米を受け取りに行った際、何本もある柿の木から収穫してあった渋柿を今年もいただきました。

我が家ではもう渋の抜き方も手慣れたもの、ビニール袋の底に新聞紙を敷きます。

直接柿にかからぬように注意して柿の上に置いた4,5枚の新聞紙に
柿1キロ当たり焼酎を10ccの渋抜き専用の強い焼酎を染み込ませます。






そしてビニール袋の口をしっかり縛って待つこと4〜5日、
渋柿は柔らかくなることもなく硬いまま渋がぬけておいしい甘柿に変身します。

一部をお盆に並べてみると
売り物の柿ではありませんのでサイズはバラバラ、
傷もついていますがその味は格別でした。





そしてこれはいちじく、庭には何本もいちじくが植えてありこれまた、いただいてまいりました。

見てください、この飴色のいちじく!
よくスーパーでいちじくを買って食べていましたが
このいちじくの味とは似て非なるものでした。

樹上で完熟するとこういう味になるのでしょう、
ねっとりときめ細かい舌ざわり、そしてこれほど甘いいちじくを
今まで味わったことはありませんでした。

女あるじが感激の声を上げるほどおいしいいちじくの初体験でした。




田んぼの脇にはもも、スモモ、ナシなどまだ若木でしたが
果樹が何本も育っていました。

何年かすれば美味しい実をつけるでしょう、
植える土地があるというのは羨ましいことです。

外は冬枯れ、家では蘭たちにつぼみが・・・

昨日はこの冬一番の寒さ、氷点下3.4℃、
家の周りに生えている苔や落ち葉も真っ白に凍りついています。






一方家の中ではもう10年以上も年間を通して元気に咲いてくれる
ストレプトカーパスがたくさんの花を見せてくれています。

床下のFF暖房機を常時点けていますので屋内は最低気温が20℃ほど
人間だけでなく植物にとっても居心地がいいのでしょう。






庭の蘭棚から玄関土間に蘭たちを取り込んでから2週間ほど、
温かい環境で開花に向けて株が動き始めました。

大きくなりすぎた株を仕立て直すために春先に黒いヘゴ材に貼り付けた
セロジネ・ユニフローラも活着して新しい根をのばしています。






棚の最上段には背の高いデンドロビウムやツニアが並んでいます。

株が完成したツニアは春まで一切水をやりませんので
葉を落として休眠モードになった株や葉が黄変した株、
水をやってもう少し伸びてから休眠させる株などさまざまです。






これは東南アジアの1000mを越える山岳地帯に生育しているという
Bulbophyllum crassipes(バルボフィラム クラシペス)

株が鉢からは見出し、根が鉢に張り付いています。

今年できたバルブの基部から花芽が少しずつ伸び始めました。
全部で5〜6芽あるようです。





私が好きなセロジネのひとつで
Coel.Memoria Okamiという品種です。

花芽が一つのバルブから2本伸びだしました。

たくさんあるほかのセロジネ達も次々と花芽を伸ばしています。




デンドロビウムも各節から花芽が膨らみ始めました。
開花まではひと月ぐらいはかかりそうです。





カトレアの仲間のレリア・アンセプスも花芽が伸びてずいぶん長くなりました。
開花間近になると先端の蕾を包む苞が甘い蜜であふれてきます。

自生地では雨で洗い流されて普通にかいかするのですが
屋内では乾燥して砂糖のかたまりになってしまって開花できなくなります。

そこでマメに水で蜜を洗い流さないと開花できないので、ちょっと手間がかかります。




来月になると雪が積もり始めるでしょうが
寒い冬でも温かい土間で花の手入れをしながら開花を待ちましょう。
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プロフィール

kaz

Author:kaz
間もなく定年退職を迎える埼玉在住のサラリーマン→2011年9月で定年になりました。
どこに行っても人だらけの都会から雪の降る故郷が恋しくなるのは年のせいか→'11年10月にやっと盛岡に戻ることができました。
古い柱時計、真空管ラジオの修理をしながら洋蘭を育てるのが趣味。

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