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白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉 その2

ちょっと話はそれますがこの宿を選んだ経緯について触れておきましょう。

ここは国道7号線沿いなのですが、以前大鰐温泉に行ったときにもこの国道を通りました。
先日、こっち方面でどこかに良い温泉宿はないかなとPCでGoogle Mapを見ていて「おやこんな山の中になにかあるぞ」から始まりネットで調べるとどうやら好みに合いそうな宿だとわかった、全くの偶然で来訪に至りました。


大浴場を独占してぬるい内風呂と熱い露天風呂にゆっくりと浸かって運転の疲れを癒やしたあとは部屋の冷蔵庫で冷たく冷えたビールを一気にいただきました。

冷蔵庫にあるペットポトルやビールは無料とのこと、なんともありがたいことです。

とはいえ、夕食まではまだ時間がずいぶんありますので、少し休んでまたお風呂へ行くことにしました。

さきほどの露天風呂付大浴場のほかにここ日景温泉(ひかげおんせん)にはまだ5つのお風呂があります。

この5つのお風呂は貸し切り家族風呂となっていて空いていれば宿泊者は何度でも利用できます。

貸切風呂の予約はロビー隣りの談話室に予約板があって部屋番号の札を希望の時刻(45分枠)の欄に置いて予約します。

予約時間になったら家族風呂の入り口の札を入浴中に引っくり返して内鍵をかけて入浴します。

お風呂の数は6つもあるし泊り客は五組だし予約がぶつかることもなく何度も入れました。

ここは二つの家族風呂が並んでいるめんけ湯っこ、奥が北あっち、手前が南こっちです。





北あっちのなかはこんな様子、床は石造りでここのお湯はぬるめですがお風呂はどこもかけ流しで内風呂形式はこのめんけ湯っこの南北2つだけでした。




お風呂に入って談話室でアイスを食べたりお茶を飲んだりしているうちに夕食の時間になりました。

夕食は中二階にある食事処の個室でいただきました。

メニューを見ると秋田らしい食材が並んでいます。

また嬉しいことに一杯目の飲み物は宿のサービスでしたので冷たい日本酒でスタートしました。





前菜から手の込んだものが出てきましたが調理は大館市の老舗料亭きらくの料理人たちとあとで分かって納得しました。





お造り三点盛りに畑のキャビア(とんぶり)添えの冷製人参スープはカクテルグラスで供すおしゃれな椀物でした。





ローストビーフに加えて比内地鶏のロースト、昼間宿の庭をあちこち歩いていた地鶏だろうか?





地元産桜豚の蒸し物、さきほどのとんぶり、地鶏など地産地消を取り入れるのが経営方針とのことです。





曲げわっぱで供されるきりたんぽ、コメはあきたこまち??





そしてデザート、お腹がいっぱいになりました。





このあとは談話室に移ってエスプレッソをいただいて部屋へ向かいました。

山の中なのでここはテレビの電波が届かとどきませんので、途中にある図書室で本に親しむのもいいかもしれません。





そしてここにも談話コーナーが設置されていました。





宿にはテレビはありませんがWiFiがあるのでスマホがあればインターネットに接続可能でした。

寝るにはまだ早いし、さてどうしましょうか・・・ その3へつづく

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白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉 その1

GWも終わり人々の移動が収まって静かになった5月中旬、秋田県大館市にある(秋田県とはいえほんの数百メートル200m先は青森県という場所)白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉(しらかみやたて ひかげおんせん)へ向かいました。

盛岡から東北自動車道で2時間弱ですが途中初めて訪れる大館市に寄るために東北道小阪北ジャンクションから秋田自動車道に入り、大館北インターチェンジで大館市内に入りました。

博物館などを見てから宿へと思いましたが月曜日だったこともあり多くは休館日にあたり、結局大館城址を散策した後昼食を摂ってゆっくり宿へ向かうことにしました。

昼食用に女あるじが予め調べてあった処が蕎麦屋と日本料理屋の2ヶ所、美味しいけどお昼近くには駐車場もいっぱいになる人気の店がすぐそばだったので11時半のオープンと同時にお店に入りました。

予約はありますか、と聞かれありませんと答えると7〜8人が座れるカウンター席へ案内されました。

お昼前なのに次々とお客が現れ、小さなお店ですので料理ができるころには、中居さんの時間がかかるからとお断りの声が聞こえてきました。





女あるじは美味しいと評判の天丼を頼みました。

カリッと揚がっていてときどき行く某蕎麦屋の天丼より圧倒的に美味しいとのこと。





私はマグロの中トロや白身魚の大ぶりのヅケがドンとのった海鮮丼、味付けが絶妙でもう一杯食べたい気持ちでした。

どちらもたった1,000円で満足のいくお昼ご飯、絶対におすすめです。





お昼を食べ終り近くの秋田県会館で秋田犬二頭を眺めてから日景温泉へ向かいました。

国道7号線で大館市内から30分弱、脇道にそれてしばらく進んだ行き止まりが日景温泉の一軒宿です。





小さな沢を渡ると木造の建物が何棟か見えます。

日景温泉という名前は明治26年にこの湯治宿を開いた日景弁吉さんという人の名前に由来するのだとか。

東日本大震災などで利用客が減って平成26年には閉館しましたが、その後大館市の老舗割烹きらくが経営を引き継ぎ、なんと3年もかけて良いところは残し高級ブランドのベッドなどを入れてリニューアルし再開にこぎつけた由緒ある宿なのです。





チェックインは3時ですが一時間も早く着いてしまいました。

ロビーで待たせてもらえるか聞くと、もう準備できているのでチェックインできますと。なんと良い宿でしょう。

玄関で記念の一枚をパチリ。





ロビーも広々としています。





ロビー隣りの広い談話室には大きな薪ストーブ、小屋裏の骨組みが見える造りで宿全体が昭和の初めにできた建物だそうです。

エスプレッソコーヒー、紅茶、フレーバーティーや各種アイスキャンデーも24時間利用できて全て無料です。





建物自体は古いのですがちゃんとメンテナンスされていてピカピカ、とても清潔です。





早速フロントで秋田割の手続きなどをしたあと、長い廊下を案内されて部屋へ向かいました。

途中こうした談話スペースが広い建物内にあちこち配置されていました。





館内案内によれば部屋数は30室ぐらいあるのですがこの日の宿泊は5組だそうです。

私達の部屋は二階で一階にある大浴場に近い部屋でした。

以前は小さな部屋がたくさん連なった湯治宿だったようですが今は入り口・洗面・トイレのある空間は板敷き、そしてこの居間、寝室と3つの部屋をつなげたゆったりとした空間です。





奥のツインベッドは3年かけたリニューアルで導入されたシモンズベッドで寝心地抜群です。

冷蔵庫には冷たい日本茶のペットボトル、缶ビールが用意してあり電気ケトル用の2リットルの白神山地の水もすべて無料でした。





窓から外を見ると山に抱かれた一軒宿でかなり大きいことがわかります。

玄関先には地鶏も放し飼いで歩いていました。





部屋で一休みしてから大浴場へ行きました。

お風呂の名前は秋田弁の名前がついていて、私には意味が解りますが大浴場ははぬくだまる湯っこ、洗い場、その向こうが湯船で一番奥に寝湯もあります。

床は湯の花、硫黄の匂いが温泉気分を盛上げ、ゆっくりお湯につかれるようにお湯はぬるめに調整されています。





大浴場に隣接した露天風呂は源泉が内風呂と違うので結構熱め、ゴーゴーと音をたてて湯口から湧き出し、湯の花がたくさん浮かんで硫黄の匂いに大満足の独占状態のお湯でした。




その2へつづく


みょうがたけのシーズンになりました

春の山菜の話題がまたひとつ、お付き合いください。

我が家の庭の端っこ、あまり日当たりの良くない場所にミョウガがあります。

春になるとつぎつぎに地中から芽が伸びて、盛期にはビッシリと草丈1m近くに育ち、秋になると株元にあのミョウガ(本当ははつぼみです)がポコポコ出てきます。

ホウチャクソウやシダに混じって地面から先が細くなってシュッと伸びだしているのがみょうがの新芽、いわゆるみょうがたけと言われているものです。

まだ葉が伸びていないので先はとんがった針のようです。





このへんでは商品としてのみょうがたけは見かけませんが、数ヶ月毎に開いている大学時代の友人たちとの先週のオンラインミーティングで話題になったのでネットでレシピを見て味わってみることにしました。

斜面一面に生えるみょうがは多少邪魔でもあるので伸びだした芽の地上部分をナイフで切って収穫しました。

いくらでも採れるのですが今夜の天ぷら用の一食分、すでにたくさん生えていますしこれからもどんどん芽がでてきます。

ただ全部採ってしまっては秋にミョウガ(つぼみ)の収穫ができなくなってしまいますので、間引く程度に収穫します。





タケノコのように外側の皮は硬いので一枚だけ剥がして根っこの方は天ぷらでいただきました。

ミョウガ特有の香りがなんともいえません、この時期だけの味です。

揚げ鱈の野菜あんかけ、ひき肉と納豆の中華味噌炒め、自家製新生姜醤油漬けとなめこ甘辛煮、お酒は盛岡の地酒あさ開の特別純米酒でした。





翌朝、野菜炒め、豆腐と卵の中華風炒め、塩鮭、白米と玄米混合のご飯でした。





前日に収穫したみょうがたけの残りはさっと湯がいてから出汁+みりんに漬けて翌朝には食卓にのぼりました。

色よく漬かったナス、鮮やかなみどり色のみょうがたけ、一皮むいてあるので柔らかく若葉ともどもお酒にも合いそうです。





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プロフィール

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Author:kaz
間もなく定年退職を迎える埼玉在住のサラリーマン→2011年9月で定年になりました。
どこに行っても人だらけの都会から雪の降る故郷が恋しくなるのは年のせいか→'11年10月にやっと盛岡に戻ることができました。
古い柱時計、真空管ラジオの修理をしながら洋蘭を育てるのが趣味。

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